F&F House

南が4mの公道、北が2.8mの遊歩道プラス4mの公道に面した閑静な住宅街に位置する夫婦と子供ひとりのための住宅。ここでは北側の顔を南側とほぼ同等の顔として扱うことがテーマとなっている。2階は南北の両側にテラスが跳ね出しており、開口の幅は南側が北側より90cm広い。この開口の差をつなぐラインは建物の中にもズレとしてもち込まれており、地階から1階にかけては西側と東側で半層ずれている。玄関ホールは南北に抜けられるように配されており、その一角に浴室などの水回りが縦格子の囲いの中に納められている。建物中央に置かれた螺旋階段が、縦方向をつなぐ動線となっている。

所在地
東京都世田谷区
主要用途
専用住宅
構造設計
アラン・バーデン
竣工
2003年
写真
藤塚光政 新建築社
Place
Setagaya-ku, Tokyo, JAPAN
Purpose
Residence
Structural Engineer
Alan Burden
Completion
2003
Photo
Mitsumasa Fujitsuka and Shinkenchiku-sha