神々しい光を放つ更科そば

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2012年 5月 9日
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茨城県笠間市でようやく見つけた蕎麦屋のそばは、ただの十割そばではありませんでした。店の名前は「手打百藝 泰然(たいぜん)」

 
 
 


店主は、長野県蕎麦の名店にて千日修行(千日間、一日も休まずにそばを打つ修行)を成し遂げた大西流の免許皆伝者だそうです。

すごい!

 
 
 


野菜天ぷら・山菜天ぷらも注文しました。

衣の粉にそば粉も使って、さくさくと軽やかに揚げられた天ぷら。
山菜もしっかりと香りがし、素材の良さが引き出されています。

 
 
 


これは、「田舎そば」の大盛り。

鬼殻がついたまま石臼で挽いたそば。
それほど太くはない中に、つぶつぶの黒いそば粒の存在。
口に含んだ途端に濃い風味がこみ上げ、噛み締めると、香りとうまさが広がります。
つなぎなしで、この食感になっていることに驚いてしまいました。

汁は、やや甘めですが、そばのうまみとの相性が抜群。

 
 
 


三種そばは、左から「田舎そば」「発芽そば」「更科そば」
挽きたてのそば粉を使った、すべてこだわりの十割そば。

「田舎そば」
先ほどと同じもの。

「発芽そば」
初めてきく名前のそば。
「蕎麦の実を発芽させ、そばにしたもので、糖化酵素により甘みの増加、飴のような食感、独特なぬめりが、従来に無い全く新しいそばです。」とお品書きにありました。

確かに、モチモチとしてぬめりのある食感は初めての味わいでした。

「更科そば」
そばの実の芯の部分だけを使った真っ白なそば。
艶やかで神々しい光を放つ細切りの中に、白いつぶつぶの存在。

口に含むと、そばの持つ繊細な甘み。
そして、噛み締めるとゆっくりと蕎麦の風味が広がっていきます。

食感も通常の更科そばのようなツルツルしたものではなく、心地よい歯ごたえがあります。

美しい。

 
 
 


ごちそうさま!

強いて欠点を言わせていただくと、器。
おいしさを伝える写真が撮れない。。。

 
 
 


外観写真。
店内の座敷からは、この庭を見ることができます。

「手打百藝 泰然」
〒309-1626 茨城県笠間市下市毛229-1
TEL 0296-73-5008
平日11:00~15:00 土・日11:00~19:00

 

(写真撮影 2012年5月) 塚田眞樹子建築設計